命の約束 第四章 神様の正体(5)新しい始まり

スピリットファースト

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第一章 人生の終わり
(1)2013年2月25日 早朝
(2)夢の中で・・・
(3)朝起きると死んでいました。
(4)死神?
(5)死んでも死なない?
(6)葬式の日
(7)生まれ変わっても一緒になりましょう

第二章 本当の終活
(1)神様って本当にいるの?
(2)運命の地図
3)生まれる前に決めてきたこと
(4)運命の地図が教えてくれること
(5)自分の最期を選択する
(6)地図を移行するチャンス
(7)愛の奇跡

第三章 戦いの終わり
(1)憎しみを引き受けてくれた人
(2)傷だらけの木
(3)癒された木
(4)真っ暗闇に落ちて

第四章 神様の正体
(1)神様がいる場所
(2)神様との対面
(3)人生の目的
(4)私という存在の正体

 

第四章 神様の正体

5.新しい始まり

その瞬間、眩しい光が私を包み込み、その光は私を押し上げるように、ものすごい勢いで上昇し始めた。

光は、光の世界を突き抜けて、少し前に私が落ちてきた暗闇をスピードを上げながら勢いよく上っていく。

その光は、どんどんその勢いを増し、いつの間にか虹のように色とりどりに輝く龍の姿になった!

私は、龍と一つになり風を切りながら勢いよく上昇していったのだ。

 

そのまま龍は、私がずっと歩いて降ってきた石の階段を壊し、

あっという間に私の神殿の天井も突き破って外に出て、そのまま空へと舞い上がった。

龍はさらに大空を駆け上り、どんどんどんどん上昇していった。

 

やがて龍は、空を突き抜け見たこともないいくつもの世界を駆け抜けた。

そこが地球ではない世界であることは明らかだった。

景色だけでなく、そこで暮らす人々の姿形が私たちとは全く違っていたから。

龍は幾つもの世界を勢いよく駆け巡り、

私たちの意識がどこまでも続いていて、たくさんの世界を生み出し、

それぞれの世界で愛であり神である自分を表現し大きな役割を果たしていることを教えてくれた。

 

そして、龍は元の世界に戻ってきて、広い広い大空を風をきって突き進み、急降下して、草原の草を揺らしながら駆け巡った。

私の自我の木が見えてくると、勢いよく根元からてっぺんに向かってぐるぐると旋回しながら駆け上がり、

そのまま勢いよく再び大空へと舞い上がった。

 

私は、これまで感じたことがないような歓喜の中で、

大きな声で子どものように笑いながら、

龍が引き上げ、解放してくれた愛のエネルギーに身を任せていた。

 

まるで、龍も私も風も空も大地も草花も一つになったような気がした。

そして、優しく確信に満ちた神様の声が、私たちの世界に響いた。

 

*******************************

汝、己の光を世界に解き放て。

光は虹になりて、汝が人生のみならず、世界に希望をもたらそう。

汝が情熱・生命力・歓び・楽しみ・パワー・幸福・調和・

愛・自由・平和・静寂・内観・癒し・変容

全て神の光なり。

その光を世界に解き放ち、

最幸の形で表現し、最幸の虹を架けよ。

神の楽しみは、汝が虹を眺むることなり。

汝が、悲しき時も苦しき時も、怒り、恨み、妬みし時も、

汝、己の光を信じ、その光を世界に解き放て。

光は虹になりて、汝が人生と世界に希望をもたらそう。

*******************************

 

そうして一通り大空を駆け巡った私たちは、

次第にスピードを落としながら姿を変えていき、

やがて美しい大きな大きな虹になった。

虹の橋は、最初にレイと別れた神殿の入り口へと伸びている。

龍と一つになっていた私は、歓喜に湧いた心のまま、

ゆっくりとその虹の橋を滑り降り、レイが待っている神殿の扉の前に、舞い降りた。

 

レイは、とても嬉しそうに、私の顔を見て、

「お帰りなさい」

そう、一言だけ声をかけてくれた。

「ただいま。」

私も一言だけそう言って、レイをハグした。

顔を見合わせにっこり笑ったレイは、笑顔のままこう言った。

「さあ、新しい始まりです。

私の役目はこれで終わり。

これで私も安心して新しい人生へと旅立つことができます。

お母さんはどうしますか?」

私の心は決まっていた。

「私は、もう一度あの日に帰ることにする。

そして、みんなを見守るの。

それに、みんながこちらにやってきた時に迎えに行かなきゃ。

叔母たちがしてくれたように。」

「そうですね。もう、一人で大丈夫ですね。」

「うん、大丈夫。

だから、安心して新しい人生へ旅立って。

たとえどこに生まれようとあなたのこともいつでも見守っているから。」

「心強いです。」

「また、いつか会える?」

「ええ、きっと会えます。いつかどこかで・・・。

僕の名前は、光(レイ)。忘れないで」

「忘れるはずがないでしょ。

見失っても絶対探し出すから。

新しい人生を思いっきり楽しんできてね。」

 

私はそう言って、もう一度レイをハグした。

レイの新しい人生が祝福に満ちた幸せな人生になるよう、

そして、レインボーチルドレンとしてのミッションを悔いなく果たせるよう祈りながら、ギュッと抱きしめた。

「またね」

レイはそう言うと、たった今私が降りてきた虹の橋を駆け上がった。

レイが虹の天辺まで駆け上がると、虹は再び龍になって、

たくさんの光を放ちながら天へと登っていき空の彼方へと消えていった。

 

「また会おうねー」

私は、大きな声で何度も何度もそう叫び、

姿が見えなくなるまでずっとずっと手を振った。

こみ上げてくる寂しさと涙をグッと堪えながら・・・。

 

こちらの世界では、誕生が別れで、死が再会になるんだな。

そうか、生と死は表裏一体で、どちらかの世界が必ず祝福している儀式なんだ。

私は、レイとの別れでそれを経験することができた。

 

さあ、私は私の仕事をしよう。

私は、天井が抜けてしまった神殿へと入ってみた。

天から光が降り注ぐ神殿の中には、

美しく金色に輝く玉座があった。

 

ちょうど太陽の光が玉座を照らし、

私がそこに座るのを待っているようだった。

 

私は、ゆっくりと数段階段を上り、玉座に座り、そこからの眺めを楽しんだ。

今日も太陽は輝き、草花は風に揺れ、空はどこまでも青い。

 

「さあ、みんなに会いに行こう」

私は、あの日に戻るべく、ゆっくりと目を閉じ大きく息を吸った。

 

あの日私の人生は終わったと思っていたけれど、こうして今も続いている。

結局こちらでのお役目が終わるまで、私の人生は続くのだ。

みんなを見守るお役目をこれからは果たしていこう。

私はゆっくりと息を吐きながら、あの日へ向かった。

 

ライフコーチ 大津真美

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長崎大学教育学部小学校教員養成課程(教育心理学専攻)卒業後、福岡県久留米市内の精神科病院にて心理士として一年半勤務。その後、セラピストとして10年活動しイン...

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