今書いている物語です。

第1章 人生の終わり〜6.死の選択〜
◀︎第1章 人生の終わり〜5.生まれる前に決めてきたこと〜
「これが今あなたがいる地図です。ちょっとこれをみてください」
私はそういうと、地面に散らばる運命の地図の山から徐ろに一枚の地図を取り出して、持っていた地図と重ね、...

第一章 人生の終わり〜5.生まれる前に決めること〜
◀︎第一章 人生の終わり〜4.パラレルワールド〜
「そうなのです。ここに出したのは、一つのファイルに過ぎません。 もっともっと膨大な地図があなたには用意されていました。もし、気になるならお見せしますが、本当に膨大な数...

第一章 人生の終わり 〜4.パラレルワールド〜
◀︎3.運命の地図
胸の前で合わせた両手を開くと、今度はキラキラ輝く透明のファイルが現れた。
「これがあなたのために用意された運命の地図です。」
彼女にそう伝えると、私はそのファイルを地面に広げた最初の運命の地図の隣...

第一章 人生の終わり 〜3.運命の地図〜
◀︎2.夢の中で
地面に広げられた美しい運命の地図を目にして、彼女はうっとりしていた。私は、彼女にわかるようにゆっくりと運命の地図について説明を始めた。
「あなた方は、この地図の上で生きています。時間は、左下から右上に向...

第一章 人生の終わり〜2. 夢の中で〜
◀︎第一章 人生の終わり〜1.お迎えの仕事〜
夢の中を進むとそこには先客がいた。すでに肉体を離れた彼女の叔母が二人、彼女に会いにきていたのだ。三人は、久々の再会を喜び合い、森の中の美しい湖の辺りに座って昔話に花を咲かせていた...

第一章 人生の終わり〜1.お迎えの仕事〜
◀︎プロローグ
私の名前はレイ。肉体を離れた魂を天国へと案内する仕事をしている。死神だという人もいるけれど、あれは死を恐れる人たちが見る幻影であり、実際のところは、全て神の使いであるから、愛らしい存在である。あえてい...

天国からの手紙〜プロローグ〜
「やっと、思い出した・・・。」
私はずっと思い出せずにいたミッションをようやく思い出し、そのミッションに取り掛かるため、やっとノートパソコンを開いた。すべてを思い出すのに、十年もかかってしまった。私が生まれてきたのはこのためだったのに、...