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第一章 人生の終わり〜2. 夢の中で〜

天国からの手紙

◀︎第一章 人生の終わり〜1.お迎えの仕事〜

夢の中を進むとそこには先客がいた。すでに肉体を離れた彼女の叔母が二人、彼女に会いにきていたのだ。三人は、久々の再会を喜び合い、森の中の美しい湖の辺りに座って昔話に花を咲かせていた。木の影からその様子を眺めながら、私は胸の前で手を合わせ、「彼女の今いる運命の地図を」と呟くとゆっくりと両手を開いた。すると開いた両掌の上にキラキラと輝く天女の衣のような美しい紙が現れ、彼女の運命をくっきりと映し出した。左下の誕生から右上の死に向かって、曲がりくねった光の道が地図一面に記されたその地図によると、二週間後、最愛の夫の横で眠ったまま息を引き取る最期だと分かった。きっと本人も家族も突然のことで、大混乱になるだろう。本人にはこれから私が状況を説明するので大丈夫だろうが、突然大切な人を失う家族のことを思うとなぜかいつもにも増して胸が締め付けられた。


果たして、この運命の地図の結末を彼女は受け入れるのだろうか。もし、違う結末を選択するのであれば、運命を変えるために動かなければならない。だから、この一番最初のコンタクトはとても重要だ。もし、話を聞いてもらえなかったら、彼女は運命を変えるチャンスを失うことになるのだ。私はどうやって彼女と最初のコンタクトを取るのが一番良いか、目を閉じしばらく考えた。

 彼女に私を受け入れてもらうため、私が思いついたのは、彼女が信頼し心を寄せている二人の叔母に協力してもらうことだった。ここに二人がいることは偶然ではない。必然なのだ。だとすれば、きっとこの二人は私に協力するために、ここに来ている。すでに、天国への旅も終え、全てのことを悟っている叔母二人は、その役割のために来てくれたのだ。

 私は、この必然を信頼し、大きく深呼吸すると彼女たちの元へと向かった。私が木の影から現れるとすぐに二人が私に気づき、声をかけ私を呼び寄せてくれた。私が彼女の前まで行くと、

「これからお前は長い旅に出ることになっている。」
「その旅を、この人が助けてくれるから信頼してついていきなさい。」
と言って私を彼女に紹介してくれた。彼女は、突然現れた私に驚きつつ、それよりも叔母のこの言葉が引っかかったようで、叔母たちに問いかけた。
「旅?」

彼女がそう聞くと、叔母二人は落ち着きを払った声でこう言った。
「そう、天国への旅だよ。」
「天国への旅?!」
「そう、天国への旅。それを知らせるために、私たちはお前に会いにきたんだ。」
叔母たちのその言葉を聞いて、私はしまった!と思った。二人にとってはすでに終わった旅だからその旅に恐れはないけれど、彼女は違う。その旅はつまりは死を意味していて、「死」は多くの人にって恐ろしいものなのだ。
「そ、それって・・・私、死ぬってこと?これって、夢だよね。怖いこと言わないで。」
叔母二人の言葉に「死」の恐怖を感じ始めた彼女に、私は慌ててこう言った。
「確かに天国への旅は待っていますが、あなたはまだ死ぬとは決まっていません。あなたの選択次第です。このまま何もしなければ二週間後、あなたのこの人生は終わり、天国への旅が始まりますが、そうでない運命を選ぶこともできるんです。私は、あなたにこれからどうするのか選んでもらうためにきました。」
恐れで震える彼女に安心してもらうため、私は大きく深呼吸し心を沈め、笑顔で挨拶をした。

「私はあなたを助けるためにやってきたのです。名前はレイと言います。まずは、私の話を少し聞いてもらえませんか?」
すでに天国にいる叔母二人が、愛をもって震える彼女を抱きしめ、なだめてくれたので、彼女は少し落ち着きを取り戻し、私の話に興味を持ってくれた。 

「運命を変えられるってこと?運命を変えたら死なずに済むってこと?そんなことが本当にできるの?」
彼女は恐る恐る私に聞いた。
「はい。全てはあなたの選択次第です。」
「でも、どうやって運命を変えたらいいの?」

「違う運命の地図を選び直せばいいのです。」

「運命の地図?」
「はい。生まれてくる前にあなたと共に神様が描いた運命の地図です。それはたった一枚の地図ではなく、実はたくさん存在します。ちなみに今、あなたが生きている運命の地図はこれです。」
私はそういうと、彼女に座るように促し、先ほど手にした彼女の今いる運命の地図を地面に広げて彼女に見せた。

▶︎第一章 人生の終わり〜3. 運命の地図〜

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